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J-GLOBAL ID:201202267947683806   整理番号:12A1007262

トウモロコシ子葉鞘におけるインドール-3-酢酸生合成及び重力屈性反応

Indole-3-Acetic Acid Biosynthesis and Gravitropic Response in Maize Coleoptiles
著者 (2件):
資料名:
巻: 25  号: 2/4  ページ: 37-43  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: L2173A  ISSN: 0914-9201  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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1880年にCharles Darwinと彼の息子が「植物における運動の力」という本を出版し,その中で彼らは植物の向性行動を述べている。単子葉植物子葉鞘の向性屈曲の彼らの詳細な観察を通して,彼らは「実生が自由に横からの光に曝された時に,幾つかの影響が上部から下部に伝達され,下部に曲げを起す」と結論した。この観察は,少なくとも横からの光刺激後の単子葉植物子葉鞘の屈曲において,尖端から基底の成長部分まで伝達される「幾つかの影響」の重要性の最初の示唆である。彼らの示唆に続いて,多くの研究が植物の向性行動について成され,「影響」は一つの物質,同定された最初の植物ホルモン,オーキシン(インドール-3-酢酸;IAA)であることを示した。向性反応はCholodny-Went仮説により一般的に説明される;即ち,それらは非対称性のIAA分布からもたらす,伸長するシュートの2つの部分における異なる成長を通して起る。しかしながら,彼らの理論は下部の成長領域にその後供給される,IAAの産生部位としての頂尖端領域の役割を含んでいなかった。数多くの研究が,光及び重力刺激のみならず向性屈曲の認識に対する単子葉植物子葉鞘及び双子葉植物実生の頂尖端領域の重要性を示している。しかしながら,尖端局在化IAAの正確な起源及びIAA量を調節する機構は明らかでないままである。このミニレビューにおいて,著者らはトウモロコシ(Zea mays)子葉鞘における尖端特異的IAA生合成から重力屈性までの話しとして著者らの研究を要約した。(翻訳著者抄録)
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