抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オフセットプルーフィング用,合成紙用,およびウェブ-オフセット印刷用黒インクを着けた透明ポリエチレンテレフタレート(PET)膜を使用することでインク転移直後の印刷紙表面上から多数のインクピーク,ピンホールおよび中空孔が検出された。PET膜を裏側から観察すると印刷インク層内に多数の気泡も検出された。インクピーク,ピンホール,気泡および中空孔の数を観察してインク転移機構を構築した。印刷ローラにも印刷物と同数のインクピークが観察された。この数はインク転移量(y)ならびに材料の空気透過性が増すにつれて減少した。インク転移前のインクミリング時間が長くなるにつれて,インクピーク,ピンホール,および気泡の数が増加した。オフセットプルーフィング用インク付PETフィルムを使用すると,印刷面に大型貫通穴(φ>150μm)が発生した。同じインクを使用した塗工紙では,貫通穴は小さかった(φ<30μm)。これらの事実をもとに,インク転移機構の解明を試みた。(翻訳著者抄録)