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J-GLOBAL ID：201202268063239003   整理番号：12A1744848

北米を席巻する「シェールガス」の衝撃 第二回 電力の天然ガスシフトは正解か?

著者 (1件)： 丸田敬
資料名： エネルギーフォーラム  (月刊エネルギーフォーラム)
号： 696  ページ： 102-103  発行年： 2012年12月01日 
JST資料番号： G0900A  ISSN： 0388-5267  CODEN： ENEFE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1985年に石炭火力は米国の電源の57%を占めたが,現在は37%にすぎず,米国の大手電力会社は,価格の安い天然ガスへのシフトを積極的に進めている。シェールガス生産による,米国における石炭から天然ガスへのエネルギーシフトは,順調に進むように見られている。しかし,重電プラントメーカーの中には,最近のブーミングな動きを慎重に見る向きもある。シェールガス産出により,米国の天然ガス価格は値下がりし,1000万BTUあたり2~3$で推移してきたが,シェールガスベースの天然ガス液化やガス化学プラントの建設プロジェクトの計画が連日のように浮上している状況で,この低水準の価格がいつまで維持されるのか疑問である。確かに,天然ガスはCO₂含有率が低く,化石燃料の中では環境負荷が低い。しかし,クリーン石炭の技術開発が行われ成果を上げている。クリーンという点では,原子力や再生可能エネルギーもある。シェールガスブームに乗った天然ガスGCC発電は,一時的に活発化するだろうが,そのブームが天然ガス価格に左右されることを忘れてはならない。

シソーラス用語： *天然ガス ,  *石炭 ,  技術 ,  *複合サイクル発電 ,  環境影響 ,  価格 ,  再生エネルギー ,  原子力エネルギー ,  プロジェクト ,  *シェールガス
準シソーラス用語： クリーンコールテクノロジー ,  ガスタービン複合サイクル発電 ,  環境負荷 ,  *エネルギー価格 ,  再生可能エネルギー ,  建設プロジェクト

分類 (1件)： エネルギーに関する技術・経済問題  (LA01050V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 北米 ,  シェールガス ,  衝撃 ,  天然ガス ,  シフト ,  正解