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J-GLOBAL ID:201202268098293477   整理番号:12A1711609

イオン液体への金属イオン移動についての大環状受容体の特異的共同効果

Specific Cooperative Effect of a Macrocyclic Receptor for Metal Ion Transfer into an Ionic Liquid
著者 (11件):
資料名:
巻: 84  号: 21  ページ: 9332-9339  発行年: 2012年11月06日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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イオン液体は新規溶媒として広い分野で関心がもたれ,その特性からとくに分析化学,電気化学,物質化学分野における反応媒質として大きな可能性が明らかにされている。本研究ではイオン液体中のジアザ-18-クラウン-6及び二種のβ-ジケトンフラグメントからなる大環状受容体(H2βDAl8C6)を用いて水からストロンチウムイオン(Sr2+)を除去するための分子内協同抽出系を提案し,X線分光法によってイオン液体とクロロホルム相に抽出された錯体を特性化した。2種のβ-ジケトンフラグメントのジアザクラウンエーテルへの共有結合によってSr2+移動における受容体内の相互作用が生じ,このことによってSr2+移動効率が増強された。この分子内共同効果はイオン液体抽出系においてのみ観察され,クロロホルムへのSr2+抽出性能を500倍も増加させた。X線吸収広域微細構造解析結果からSr2+錯体中のSr2+とO原子間の平均距離がクロロホルムにおけるよりもイオン液体において短く,従ってSr2+はクロロホルムよりイオン液体中のH2βDAl8C6に強く保持され,このことはH2βDAl8C6の分子内共同的効果の大きさが重要な要因であることを示していた。これらの結果は配位子フラグメントを組込んだクラウンエーテルがイオン液体中の金属イオンと安定な錯体を形成することを示唆するものであった。
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分類 (4件):
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無機化合物一般及び元素  ,  液-液界面  ,  融解塩  ,  八員環以上の複素環化合物 
タイトルに関連する用語 (5件):
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