抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水中イメージングシステムにおいて,透視画カメラは,タンクの外側,またが板ガラス窓の防水ハウジング内に置かれる。光線が水-ガラスと空気-ガラス界面を通過する場合,光屈折が出現し,単一視点(SVP)カメラモデルに基づく在来型の多重視野幾何配置が無効になる。最近の水中ビジョン研究では,このようなシステムの較正が挑戦的なトピックになっているが,水中三次元再生(3D)に及ぼす屈折の影響はこれまで系統的に研究されていなかった。本論文では,屈折歪とシミュレーションの理論解析を利用して,水中三次元再生でのSVPカメラモデルの利用の可能性を実証した。次に,多視点水中三次元再生でのSVPカメラモデルの性能を定量的に測定した。実験結果から,驚くべき事実とこれまで見落された有用な事実を示した。SVPカメラモデルは,動径方向の歪補正と焦点距離の調整により,屈折を補正し,地上システムの結果と比較して,多視点水中三次元再生(寸法200mmの物体では0.7mm以内)で高精度を達成できた。このような観測から,信頼性の高い三次元情景を復元するために,水中応用にSVPカメラモデルを適用できることを明らかにした。水中三次元イメージング装置の設計において,システムパラメータを選択するために,この結果を利用できた。(翻訳著者抄録)