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J-GLOBAL ID：201202268281586653   整理番号：12A1112245

候補領域推定に基づく複数品目食事画像認識

著者 (3件)： 松田裕司 (電通大 大学院情報理工学研究科) ,  甫足創 (電通大 大学院情報理工学研究科) ,  柳井啓司 (電通大 大学院情報理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J95-D  号： 8  ページ： 1554-1564  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では食事内容を少ない手間で記録するために,画像認識技術を用いて,画像中に含まれると推測される料理名の候補を表示する認識エンジンを構築した。我々は以前,Multiple Kernel Learningを用いて,色特徴や局所領域特徴等の複数の特徴を統合して学習・分類を行う認識エンジンを構築した。本研究では食事画像認識手法の改良を行う。高速スライディングウィンドウ探索や領域分割,円検出を用いて,画像中の料理の位置候補を推定し,その部分に対して従来の手法による分類を行うことで,画像中に複数の料理がある場合に対応した。実験では,100種類の料理について分類を行い性能を評価を行った。その結果,複数の領域検出法を組み合わせて用いることで,10個の候補を表示したとき,単品を含む画像では,従来手法と比べ5.4ポイント向上し,69.6%,複数品を含む画像では,従来手法と比べ40.1ポイント向上し55.5%の分類率を達成し,特に複数品を含む食事画像の認識において提案手法は有効であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 食事 ,  *画像認識 ,  *料理 ,  *検出 ,  パターン認識
準シソーラス用語： *ウィンドウサーチ ,  Kernel学習法 ,  *領域検出

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (18件)：

• 宮崎達也, デシルヴァガムヘワゲチャミンダ, 相澤清晴, “食事画像からのカロリー推定--複数の低次特徴に基づく辞書照合と重回帰分析によるアプローチ,” 画像の認識・理解シンポジウム (MIRU2011), 2011.
• S. Yang, M. Chen, D. Pomerleau, and R. Sukthankar, “Food recognition using statistics of pairwise local features,” Proc. IEEE Computer Vision and Pattern Recognition, 2010.
• Z. Zong, D. T. Nguyen, P. Ogunbona, and W. Li, “On the combination of local texture and global structure for food classification,” 2010 IEEE International Symposium on Multimedia, pp. 204-211, 2010.
• M. Chen, K. Dhingra, W. Wu, L. Yang, R. Sukthankar, and J. Yang, “PFID: Pittsburgh fastfood image dataset,” 2009 16th IEEE International Conference on Image Processing (ICIP), pp. 289-292, 2009.
• 上東太一, 甫足 創, 柳井啓司, “Multiple kernel learningによる50種類の食事画像の認識,” 信学論 (D), vol. J93-D, no.8, pp. 1397-1406, Aug.2010.

タイトルに関連する用語 (4件)： 推定 ,  品目 ,  食事 ,  画像認識