文献

J-GLOBAL ID：201202268303949151   整理番号：12A1598584

ベンゼン-1,3,5-トリカルボアミドの超分子重合体での同位体誘起ヘリックス的バイアスの原因

The origin of isotope-induced helical-sense bias in supramolecular polymers of benzene-1,3,5-tricarboxamides

著者 (6件)： FILOT Ivo A. W. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  PALMANS Anja R. A. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  HILBERS Peter A. J. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  HENSEN Emiel J. M. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  DE GREEF Tom F. A. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  PIDKO Evgeny A. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 40  ページ： 13997-14002  発行年： 2012年10月28日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： トリアルキルベンゼン-1,3,5-トリカルボアミド(BTA)で構成するヘリックス的超分子重合体の,同位体に誘起されたジアステレオマ濃縮の原因を,側鎖をエチル基で置換したD-BTA単量体を用いて,平面波DFT計算で研究した。H-D交換によるBTAのアルキル鎖のα位置でのキラル中心の創出により,特別なヘリシティのある超分子水素結合構造の生成への優先性が小さいが顕著となる。1つのヘリックス的優先性のバイアスが,キラル中心でのC-H及びC-D伸縮振動数の振動固有モードの配向により,また反C-H結合軌道の超共役不安定化により引き起こされる。C-D置換により波数が減少し,低電子密度の領域の振動に対応する水素が置換されると,エネルギー的にヘリックス配置をとりやすくなる。C-D結合が窒素孤立対に対してゴーシュ配向となりD-BTAは右回りのヘリックスに凝集する。

シソーラス用語： *分子集合体 ,  *カルボアミド ,  *芳香族化合物 ,  同位体効果 ,  *ヘリックス構造 ,  バイアス ,  ジアステレオマ ,  密度汎関数法 ,  *同位体交換 ,  立体化学 ,  水素結合 ,  伸縮振動【分子】 ,  超共役 ,  改変
準シソーラス用語： DFT計算 ,  *H/D交換 ,  キラル中心 ,  *超分子集合体 ,  不安定化

分類 (2件)： 芳香族単環カルボン酸の窒素誘導体  (CF05200S) ,  高分子の立体構造  (CG02031G)

物質索引 (1件)： N,N′,N′′-トリス[(S)-(1-²H)エチル]-1,3,5-ベンゼントリカルボアミド

タイトルに関連する用語 (9件)： ベンゼン ,  トリ ,  カルボアミド ,  超分子重合体 ,  同位体 ,  誘起 ,  ヘリックス ,  バイアス ,  原因