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J-GLOBAL ID：201202268396363402   整理番号：12A1429987

熱帯低気圧の強度に与える海洋バリア層の影響

Ocean barrier layers’ effect on tropical cyclone intensification

著者 (11件)： BALAGURU Karthik (Pacific Northwest National Lab., WA) ,  BALAGURU Karthik (Texas A&M Univ., TX) ,  CHANG Ping (Pacific Northwest National Lab., WA) ,  CHANG Ping (Texas A&M Univ., TX) ,  CHANG Ping (Ocean Univ. China, Shandong, CHN) ,  SARAVANAN R. (Texas A&M Univ., TX) ,  LEUNG L. Ruby (Pacific Northwest National Lab., WA) ,  XU Zhao (Texas A&M Univ., TX) ,  XU Zhao (Ocean Univ. China, Shandong, CHN) ,  LI Mingkui (Ocean Univ. China, Shandong, CHN) ,  HSIEH Jen-Shan (Texas A&M Univ., TX)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 36  ページ： 14343-14347  発行年： 2012年09月04日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱帯低気圧を予報し,対策を講じるために低気圧の経路と強度に影響を与える要因を検討した。観測とシミュレーションを組み合わせて検討した結果,熱帯の上層海洋に半定常的に発現している海洋バリア層が重要な影響因子であることがわかった。熱帯低気圧がこのバリア層の上を通過すると,擾乱に伴う鉛直混合が抑えられ海面温度が低下し,海洋から大気へのエンタルピーフラックスが増大して,熱帯低気圧の強度は通常に比べ約50%も強まる。このことから,海面付近の熱構造だけでなく,深層のバリア層領域の塩分構造も重要であるといえる。温暖化問題を検討するにあたっても,将来の熱帯低気圧活動度に影響をもたらす海洋バリア層の分布にどのような影響があるか考慮する必要がある。

シソーラス用語： *熱帯低気圧 ,  塩分 ,  海面水温 ,  地球温暖化 ,  低気圧経路 ,  強度 ,  熱帯
準シソーラス用語： バリア層 ,  塩分濃度 ,  低気圧強度

分類 (1件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 熱帯低気圧 ,  海洋 ,  バリア層