抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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島根県は県土の大半が急峻な山地であり,その岩種の多くは風化花崗岩で侵食されやすいことから,土砂災害危険箇所が全国で2番目に多い。警戒区域指定は旧市町村で先行すること,市役所・県土整備事務所・公民館等で調査結を公表すること,市町村の了解を得た上で特別警戒区域を指定することを指定方針とし,警戒区域先行型の取り組みを行っている。特別警戒区域指定実績は1市のみで,「指定するなら施設整備を実施すること」など住民の同意を得るために時間がかかっている状況である。県として特別区域内住宅補強支援を創設し,防災学習会・研修会を通じて取り組みの充実を図っている。