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J-GLOBAL ID:201202268598735000   整理番号:12A0743008

近畿地方の農家集落におけるフラワーランドスケープの持続可能性に関する調査研究

Field Study of Sustainability of the Flower Landscape at Farm Villages in Kinki District
著者 (1件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 615-620  発行年: 2012年03月30日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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フラワーランドスケープとは,花が風景の中で一定のボリュームや連続性を持つことで,景観を構成する要素として機能し,またふるさと性を与えてくれる原風景を形成することもある,その土地の風土に根ざした花のつくり出す風景と定義する。本研究では,農村のフラワーランドスケープの構成,植栽されている植物の種類と栽培手法を調査分析することで,長年にわたって維持されてきた農村のフラワーランドスケープの持続可能性を明らかにするものである。調査対象集落は近畿地方の4つの農家集落である。調査の結果,春から秋にかけて農村を彩るフラワーランドスケープは,全体の草種の80%に及ぶ宿根草やこぼれ種で増殖する草種が選択的に残され,またそれらの草種の特性を生かす植物の生態に即した栽培により長年にわたる景観の持続性が保たれていること,植物の生育に熟知し,必要最小限の的確なメンテナンスが施せる農家ならではの方法によるローメンテナンスとローコストで維持管理していることから,その持続可能性を明らかにすることができた。このような知恵を公共公園やまちづくりに生かすことで,フラワーランドスケープの持続可能性を広範囲に応用することができると考えられる。
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分類 (1件):
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景観 
引用文献 (4件):
  • 1)進士五十八・鈴木誠・一場博幸編著「ルーラル・ランドスケープ・デザインの手法」学芸出版: 24p
  • 2)農家で栽培されている草種の中には長年の栽培により,特に種子繁殖するものは先祖帰りし,園芸種とは異なった形状や違った性質を示すようになるものがある。
  • 3)新谷昭夫(1990)「京都府美山町における山間村落の景観について」日本建築学会大会学術講演概要集:67-68pを参考のうえ作成した。
  • 4)長谷川教佐(2006)「日本におけるガーデニング・ブーム-その時期と参加者」駒澤大学紀要第83巻

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