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J-GLOBAL ID:201202268771147160   整理番号:12A0746316

室温イオン液体のジラウロイルホスファチジルコリンの表面吸着および小胞生成

Surface adsorption and vesicle formation of dilauroylphosphatidylcholine in room temperature ionic liquids
著者 (4件):
資料名:
巻: 377  号:ページ: 262-268  発行年: 2012年07月01日 
JST資料番号: C0279A  ISSN: 0021-9797  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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2つのイオン液体(IL),1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート(bmimBF4)およびヘキサフルオロホスファート(bmimPF6)中のリン脂質,ジラウロイルホスファチジルコリン(DLPC)の表面化学特性を,界面張力,動的光散乱およびフリーズフラクチャー法透過型電子顕微鏡法で調べた。DLPCはIL中で有限溶解度を示し,同時に,bmimBF4で0.040wt%およびbmimPF6で約0.08wt%の臨界小胞濃度(CVC)以上で,直径で400nm周囲のサイズ分布の小胞を生成することが分かった。また,CVC値以外のILのアニオン特異性には,小胞凝集に及ぼす温度の影響が見られた;つまり,温度誘起可逆的凝集がbmimPF6で観察されたが,bmimBF4では観察されなかった。温度誘起凝集に対する小胞の安定性の相異は,ILのアニオン化学種と両性イオンホスファチジルコリン頭部との間の相関の差に起因した。空気/溶液界面でのDLPCで占有する見掛けの分子領域を,Gibbs 吸着方程式を採用して,bmimBF4で0.37nm2,bmimPF6で0.20nm2であると推測した。これらの値は,層状の液体-結晶相の水和DLPC二重層で報告された分子領域0.69nm2よりも非常に小さかった。この成績は通常のGibbs吸着モデルと一致しなかったが,Moroiらの提案した可溶性両親媒性物質の表面吸着画像の観点から解釈することができた。また,示差走査熱量研究を,ILで溶媒和したDLPC二重層の相転移挙動に関して報告した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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コロイド化学一般  ,  融解塩  ,  脂質一般  ,  界面化学一般 
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