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J-GLOBAL ID:201202268771191630   整理番号:12A0435389

インド洋中央海嶺及び大西洋中央海嶺の2か所の熱水域からの表層熱水性堆積物中の多環芳香族炭化水素の特徴及びソース

Characteristics and source of polycyclic aromatic hydrocarbons in the surface hydrothermal sediments from two hydrothermal fields of the Central Indian and Mid-Atlantic Ridges
著者 (8件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 31-43  発行年: 2012年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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インド洋中央海嶺のKairei熱水域及び大西洋中央海嶺のLogatchev熱水域から採取した表層熱水性堆積物について,主要元素及び多環芳香族炭化水素(PAH)の分析を行った。これらの試料中で最も特徴的なPAHは,顕著に高い割合で存在する低分子量(LMW)類似物質である。フルオランテン/ピレン(F/P)比の値は,PAHが熱分解過程に由来することを示唆する。フェナントレン及びそのアルキルホモログの相対存在度はC0>C1>C2>C3>C4の順序で特徴づけられ,この結果は熱水性有機物では生物分解があまり起こらなかったことを示唆する。しかし,PAH中のベンゾ(e)ピレン(BeP)の存在及びベンゾ(a)ピレン(BaP)の欠如により,BaPの顕著な二次的酸化あるいは熱的損失が起きたのであろう。階層的クラスター分析(HCA)はこれらの試料が4つのクラスターにグループ化され,同じクラスターの全ての構成物は同様の無機地球化学的特徴を持つことを示す。正準相関分析(CCA)に基づくと,PAH組成は無機元素の組成と良い相関を持つ。この中で,ビフェニル,ナフタレン,フルオレンといったLMW PAHは滑石生成環境とより関係しており,ここではSiに富む流体がMgに富む海水と出会う。フェナントレン,ジベンゾチオフェン,レテンといった中程度の分子量のPAHは金属元素(Fe,Cu,Zn)と正の関係を示し,これはプルームのフォールアウト環境に相当する可能性がある。最後に,クリセン,フルオランテン,BePといった高分子量PAHはチムニー壁の環境との正の相関を示す。これらの結果は,異なる分子量のPAHが熱水系の中の異なる熱水産出に分布する傾向があることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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有機地球化学 

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