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J-GLOBAL ID：201202268984868057   整理番号：12A0595544

第14ポストNewton次数までの質量比の大きい連星の楕円公転の重力放射

Gravitational Radiation for Extreme Mass Ratio Inspirals to the 14th Post-Newtonian Order

著者 (2件)： FUJITA Ryuichi (Raman Res. Inst., Bangalore, IND) ,  FUJITA Ryuichi (Universitat de les Illes Balears, Palma de Mallorca, ESP)
資料名： Progress of Theoretical Physics  (Progress of Theoretical Physics)
巻： 127  号： 3  ページ： 583-590  発行年： 2012年03月25日 
JST資料番号： G0499A  ISSN： 0033-068X  CODEN： PTPKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Schwarzschildブラックホールの周りの円軌道上の粒子に対して,第14ポストNewton(14PN)次数,すなわち,主要次ポストNewton近似を越えたv²⁸のエネルギーフラックスの計算に必要な重力波の波形を導出した。vは試験粒子の軌道速度を表す。PN展開におけるエネルギーフラックスの収束性を調べ,Kerrブラックホールの周りの更に一般的な軌道に対する正確な数値データからの未知の高次PN係数の抽出に使用することができる適合公式を示唆した。2年の螺旋降下後の14PN波形と数値波形の間の位相差はμ/M=10^-4に対して10^-7程度,μ/M=10^-5に対して10^-3程度になることが分かった。μとMはそれぞれコンパクト天体と中心の超大質量ブラックホールの質量である。1次ブラックホール摂動論において,レーザ干渉計宇宙アンテナの主要ターゲットの1つである質量比の大きい連星の楕円公転の場合の24PN表式は,高精密数値波形から得られる結果に匹敵するデータ解析精度になるであろう。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *一般相対論 ,  *ポストNewton近似 ,  *重力波【相対論】 ,  重力波アンテナ ,  *連星 ,  *ブラックホール ,  *中性子星 ,  放射エネルギー ,  波形解析 ,  円軌道 ,  試験粒子
準シソーラス用語： LISA検出器 ,  宇宙重力波望遠鏡 ,  LISA衛星 ,  質量比の大きい連星の楕円公転 ,  EMRI【質量】 ,  最深安定円軌道

分類 (2件)： 重力理論の実験的試験及び観測  (BA07040Q) ,  一般相対論及び重力理論  (BA07030F)

引用文献 (28件)：

• GAIR, J. R. Class. Quantum Grav. 2004, 21, S1595
• MERRITT, D. Phys. Rev. D. 2011, 84, 044024
• LOUSTO, C. O. Phys. Rev. Lett. 2011, 106, 041101
• POISSON, E. Living Rev. Relativity. 2011, 14, 7
• THORNBURG, J. arXiv:1102.2857

タイトルに関連する用語 (7件)： 次数 ,  質量比 ,  連星 ,  楕円 ,  公転 ,  重力 ,  放射