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J-GLOBAL ID:201202269064122629   整理番号:12A0851496

包装アーカイブス パウチ(スタンディングパウチ)の歴史について

著者 (1件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 228-233  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: L1730A  ISSN: 0918-5283  CODEN: NHGIEE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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スタンディングパウチ(SPs)は筆者の勤める藤森工業(株)が1966年にフランスのチモニア社から技術導入してスタートして,1980年まで一社独占販売状態が続いていた。しかしそれ以降,各軟包装材料メーカーが市場に進出し,市場は拡大した。本号ではSPsの歴史を振り返りながら,製品開発の現状および今後の展開を概説した。最初の製品は農産加工品の缶詰やビン詰めの代替え品として開発されたが,バリア性やレトルト可能性に問題があり,用途は限定されていた。1970年代に入り,EVOH樹脂等によるバリア材や,高性能ウレタン接着剤の開発によってレトルト可能性,食品の腐敗や劣化の抑制,シェルフライフの保証によって,SPsは包装袋として一般に広く用いられるようになった。こうして高温殺菌用途のレトルト食品,詰め替え可能なトイレタリー用途に拡大した。1970年代後半になると,飲料用SPsの開発が行われ,1982年の厚生省告示20号の発令によって飲料用SPsの市場が拡大した。フレーバーを逃がさないためのヒートシール性の開発,高速飲料充填機械の開発によって市場は拡大した。1990年代になるとコンビニエンスストアの台頭と生活様式の変化および核家族化が進展する中で,SPsの市場も拡大した。SPsの発展にとってシングルサイト系ポリエチレンの汎用化と透明蒸着フィルムの市場参入の効果は大きかった。1990年代にSPsが市民権を得たのが詰め替え用SPsで,トイレタリー用途を拡大していった。最近のSPsは自立性と軽量化を両立する方向の開発が進んでいる。トイレタリー,化粧業関連のSPsは詰め替えが主流となり,2011年ではボトル置き換え率は70%以上になっている。今後は資源問題からバイオマス素材の採用,詰め替え用SPsの回収等が促進されながら,新しい形の包装が開発されていくことを指摘した。
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分類 (3件):
分類
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包装材料  ,  化粧品  ,  食品包装 
引用文献 (1件):
  • (株)日本経済総合研究センター包装資材シェア事典2010年版
タイトルに関連する用語 (5件):
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