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J-GLOBAL ID：201202269202283256   整理番号：12A0622429

情報化と企業広報にみられる経営者の裁量

著者 (1件)： 新倉博明 (情報通信総合研)
資料名： Infocom Review  (Infocom Review)
号： 49  ページ： 2-19  発行年： 2009年12月29日 
JST資料番号： L8341A  ISSN： 1341-0024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報開示は株主/投資家/企業にとって有益である。企業は経営の透明性を確保でき,例え不祥事が発覚しても,その後の対応を迅速に開示することが企業の信頼性向上に繋がる。しかし,情報が円滑に流れる保証はない。経営者の私的動機が障害となる可能性があり,会社の利益となる見込みがなければ企業は情報開示に消極的になる。情報化はWebによるIR(投資家向け広報活動)に対しても新しい活動手段をもたらした。企業の業績や企業統治に対する姿勢が,WebによるIR活動に与える影響を,IR活動の度合いを5段階に分けて分析した。調査の結果,1)業績が優れた企業ほどIR活動に積極的というシグナリング仮説は成立しない,2)企業統治に対する姿勢の高い企業がIR活動に積極的という企業統治仮説は概ね成立する:機関/外国人投資家からのモニタリング圧力,3)建設業はIR活動に積極的ではない:消費者向け商品を販売する企業ほどホームページが充実している,などを確認した。

シソーラス用語： *パブリックリレーションズ ,  *情報公開 ,  情報化社会 ,  企業業績 ,  経営者 ,  企業行動 ,  経営管理 ,  スペシャリスト ,  投資 ,  *Web【情報システム】 ,  仮説検定 ,  統計模型 ,  *多変量解析 ,  ロジットモデル
準シソーラス用語： 情報化 ,  広報活動 ,  情報開示 ,  投資家 ,  企業統治 ,  プロビットモデル

分類 (2件)： 数値計算  (JE02000J) ,  市場調査,広告  (KA06030H)

引用文献 (10件)：

• [1] Brennan, N. and Kelly, S., (2000), "Use of the Internet by Irish companies for investor relations purposes", Irish Business and Administrative Research, Vol.21, No.2, pp107-135.
• [2] Craven, B. M. and Marston, C. L., (1999), "Financial reporting on the Internet by leading UK companies", European Accounting Review, Vol.8, No.2, pp321-333.
• [3] Defier, D., Stubernmath, M. and Weber, C., (1999), "A survey on the use of the internet for investor relations in the USA, the UK and Germany", European Accounting Review, Vol.8, No.2, pp351-364.
• [4] Ettredge, M., Richardson, V. J. and Scholz, S., (2001), "The presentation of financial information at corporate web sites", International Journal of Accounting Information Systems, Vol.2, No.3, pp149-68.
• [5] Geerings, J., Bollen, L. H. H. and Hassink, H. F. D., (2003) , "Investor Relations on the Internet : A Survey of the Euronext Zone", European Accounting Review, Vol.12, No.3, pp567-579.

タイトルに関連する用語 (4件)： 情報化 ,  企業 ,  広報 ,  経営