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J-GLOBAL ID：201202269238131959   整理番号：12A0853871

檜皮採取がヒノキの直径成長に与える影響

The effect of bark decortication for hiwada production on diameter increment in Chamaecyparis obtusa

著者 (4件)： 門松昌彦 (北大 北方生物圏フィールド科セ 森林圏ステーション) ,  山本博一 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  坂野上なお (京大 フィールド科学教育研究セ) ,  古賀信也 (九大 大学院農学研究院)
資料名： 北海道大学演習林研究報告  (Research Bulletin of the Hokkaido University Forests)
巻： 68  号： 1  ページ： 39-46  発行年： 2012年03月26日 
JST資料番号： S0362A  ISSN： 1347-0981  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国指定の重要文化財の中には,屋根にヒノキの樹皮である檜皮を葺いている木造建造物は多い。しかし,檜皮剥皮がヒノキの成長や材質に及ぼす影響については,ほとんど報告されていなかった。そこで,檜皮採取がヒノキの直径成長に与える影響を調べた。剥皮された個体の胸高直径は早くて剥皮後2年で剥皮前の胸高直径までに回復し,剥皮後6年で8割の剥皮木の胸高直径が剥皮前の胸高直径以上になった。剥皮後9年間で,剥皮木の胸高直径の成長量と非剥皮木の成長量とに有意な違いは認められなかった。したがって,熟練者が檜皮採取を行うならば,剥皮が胸高直径の成長に悪影響を及ぼすことはないと推察される。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒノキ ,  *樹皮 ,  *剥皮 ,  *木材性質 ,  植物成長 ,  *胸高直径 ,  回復 ,  期間 ,  *生物学的比較 ,  熟練労働者 ,  屋根 ,  木造建築物 ,  植物生理
準シソーラス用語： 熟練者 ,  *直径成長 ,  剥皮影響 ,  剥皮後年数 ,  木造建築 ,  *檜皮

分類 (1件)： 森林保育  (FF03040H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 採取 ,  ヒノキ ,  直径 ,  成長