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J-GLOBAL ID:201202269264867807   整理番号:12A0189112

グルコースホメオスタシスとインシュリン感受性の調節におけるカルニチンの役割:カルニチン補足とカルニチン欠乏によるin vivo 及びin vitroからの証拠

Role of carnitine in the regulation of glucose homeostasis and insulin sensitivity: evidence from in vivo and in vitro studies with carnitine supplementation and carnitine deficiency
著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 1-18  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: C0778B  ISSN: 1436-6207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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背景 カルニチンは長鎖脂肪酸(アシル基)をミトコンドリアマトリックスに,その後のβ-酸化のために取込む役割が最もよく知られているが,カルニチンはミトコンドリアからのアシル基の流出にも必要である。アシルCoA誘導体の細胞内蓄積はインシュリン抵抗性の進行に関与するので,カルニチン補足はインシュリン抵抗性治療の手段として注目されている。肥満のような慢性代謝ストレス状態でのインシュリン抵抗性進行はカルニチン不足が原因で,これはカルニチン補足により回復することがごく最近の研究で指摘されている。方法 グルコースホメオスタシス調節におけるカルニチンのよく知られていない役割を理解するために,カルニチン補足又はカルニチン欠乏がグルコースホメオスタシスとインシュリン感受性パラメータに与える影響に関する動物及びヒトの研究データを,本レビューでは概説した。結果 動物及びヒトでのカルニチン補足研究は特にインシュリン抵抗性状態でのグルコース耐性改善を示した。対照的に,カルニチン欠乏とグルコース不耐性との関連を調べた動物研究からは一貫した結果が得られなかった。この疑問を扱った研究の大多数からは関連が見いだせなかったか又はカルニチン欠乏は血糖を下げインシュリン感受性を改善すると報告した。結論 上述したようなインシュリン抵抗性状態でのグルコース耐性におけるカルニチン補足の好影響を考慮すると,カルニチン補足は2型糖尿病患者のグルコース利用性改善に効果的な方法であると考えられる。しかしカルニチン欠乏を扱った研究の矛盾した結果を説明するためにはより詳しい研究が必要である。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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ビタミンB群  ,  糖質の代謝と栄養  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
物質索引 (4件):
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