抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来から,衝撃電流・電圧発生装置やレーザ電源などのパルスパワー用に,そしてパワー半導体素子とインバータ技術の進歩に伴うパワー・エレクトロニクス用に,フィルムコンデンサや電解コンデンサなど高電圧・高エネルギー密度のコンデンサ(ハイパワー用電力コンデンサと呼ぶ)が使われてきた。一方,技術進歩の著しい電気二重層コンデンサ(EDLC)が,省エネや電力品質改善を目的として,電力・産業分野の設備に用いられ,電力系統に連系されるようになってきた。このように,ハイパワー用電力コンデンサが身近で大量に使われると,システムや設備設計をする際にも,コンデンサの構造・原理・特性を熟知し,適切な使用方法やメンテナンス,安全や保安対策などに配慮する必要がある。本技術報告では,各種のハイパワー用電力コンデンサの誘電体とその特徴を述べ,その応用事例として,レーザ核融合電源やEDLCを適用した各種システムを紹介すると共に,EDLCの規格化の動向および適用設備の設置・メンテナンスについての検討の方向性について述べる。(著者抄録)