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J-GLOBAL ID：201202269467286761   整理番号：12A1007139

最新の分析・計測技術 第2期 第1回 中性子小角散乱 原子炉と加速器

著者 (2件)： 小泉智 (茨城大 工) ,  小泉智 (茨城大 フロンティア応用原子科学研究セ)
資料名： エレクトロニクス実装学会誌  (Journal of Japan Institute of Electronics Packaging)
巻： 15  号： 4  ページ： 283-289  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： S0579C  ISSN： 1343-9677  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中性子発生源として原子炉(JRR-3)と大強度陽子加速器(J-PARC)に言及し,それぞれにおける中性子小角散乱法を解説する。両者を併用すれば原子レベルのミクロスケールからマクロスケールまで網羅する階層構造に着目した物質科学が展開できる。J-PARCは要しを液体水銀にぶつけて核破砕によってパルス中性子を発生させる。これに対し,原子炉は核分裂の連鎖反応で連続的に中性子を発生し,定常ビームと呼ばれる。この違いを生かして,それぞれの施設では特徴的な中性子小角散乱法を展開する。中性子小角散乱の原理と角度分散方および波長分散法について記した。パルス中性子源では広い波長帯の中性子を活かして中核・広角散乱領域を測定し,定常炉では小角・超小角散乱領域を精密に測定することに棲み分けのポイントがある。原子炉の中性子小角散乱を利用した固体高分子燃料電池の観察例を示した。

シソーラス用語： 技術 ,  分析 ,  中性子散乱 ,  *小角中性子散乱 ,  中性子発生装置 ,  原子炉 ,  加速器 ,  *中性子 ,  小角散乱 ,  計装技術 ,  陽子加速器 ,  装置
準シソーラス用語： パルス中性子 ,  中性子小角散乱 ,  *分析技術

分類 (2件)： その他の粒子光学  (BD02080I) ,  中性子回折法  (BK01060A)

引用文献 (12件)：

• 1) J. Chadwick: “The Existence of a Neutron,” Proc. R. Soc. Lond. A., Vol. 136, pp. 692–708, 1932
• 2) H. von Halban and P. C. R. Preiswerk: “Preuve Experimentale de la Diffraction des Neutrons.” Acad. Sci. Paris, Vol. 203, 73–75, 1936
• 3) J. S. Higgins and H. C. Benoît: “Polymers and Neutron Scattering,” Claredon Press Oxford.
• 4) M. Takaneka, S. Nishitsuji, N. Amino, Y. Ishikawa, D. Yamaguchi, and S. Koizumi: “Structure Analyses of Swollen Rubber-Filler Systems by Using Contrast Variation SANS,” Macromolecules, Vol. 42, No. 1, pp. 308–311, 2009
• 5) Y. Noda, T. Kumada, T. Hashimoto, and S. Koizumi: “Inhomogeneous Dynamical Nuclear Polarization of Protons in Lamella-Forming Diblock Copolymer Investigated by a Small Angle Neutron Scattering Method,” J. Appl. Cryst., Vol. 44, pp. 503–513, 2011

タイトルに関連する用語 (5件)： 分析 ,  計測技術 ,  中性子小角散乱 ,  原子炉 ,  加速器