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J-GLOBAL ID:201202269539621420   整理番号:12A1066292

表面グラフト化PEG-bカチオン性ポリカーボネートジブロック共重合体を使用した抗菌および防汚カテーテルコーティング

Antibacterial and antifouling catheter coatings using surface grafted PEG-b-cationic polycarbonate diblock copolymers
著者 (9件):
資料名:
巻: 33  号: 28  ページ: 6593-6603  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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血管内カテーテル関連感染症(CAI)は,通常微生物の接着とその後のバイオフィルム形成により誘発されるが,罹患・死亡の主な原因となっている。したがって,CAI予防のための戦略の需要は大きい。本研究では,組成を変えた一連のPEG及びカチオン性ポリカーボネートジブロック共重合体を金属フリー有機触媒開環重合により合成し,異なる濃度で,反応性ポリドーパミンコーティングを介し,シリコーンゴム(カテーテル材として一般的に使用される)上にコーティングした。静的接触角度及びX線光電子分光法測定結果から,コーティングの成功が分かり,水晶振動子マイクロバランス試験結果から,重合体濃度の上昇とともにコーティングの厚さが増加したことが示された。血管内CAIの主原因である,メチシリン感受性Staphylococcus aureus(MSSA)及びメチシリン耐性S. aureus分離菌を用いて,重合体コーティングの抗菌及び防汚活性を評価した。疎水性の構成成分がある重合体コーティングは,溶液中のプランクトンMSSA及びMRSAを効果的に死滅させ,それらによるシリコーンゴム表面の汚染を防いだ。生存/死滅細胞染色試験から,重合体組成が最適な重合体コーティングは,PEGコーティングよりも有意に高い防汚活性を示すことが明らかになった。加えて,走査型電子顕微鏡検査により,重合体コーティングは7日間にわたって,S.aureusのバイオフィルム形成を阻害することが分かった。さらに,重合体コーティングによる有意の溶血は引き起こされず,血液蛋白質の吸着や血小板接着も観察されなかった。したがって,組成が最適なPEG-bカチオン性ポリカーボネートは,血管内CAI防止のための効果的な防汚性/抗菌性コーティング材である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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医療用機器装置  ,  医用素材 

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