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J-GLOBAL ID:201202269562640041   整理番号:12A1681820

NADメタボローム-癌細胞生物学の鍵となる決定因子

The NAD metabolome-a key determinant of cancer cell biology
著者 (4件):
資料名:
巻: 12  号: 11  ページ: 741-752  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: W1368A  ISSN: 1474-175X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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癌における役割を中心にニコチンアミド(Nam)アデニンジヌクレオチド(NAD+)について概説した。NAD+はキノリン酸,ニコチン酸,ニコチン酸リボシド,NamリボシドあるいはNamといったピリジン分子を内部に含む様々な前駆体から合成され,転写,DNA修復,細胞周期進行,アポトーシスあるいは代謝といった様々な用途に用いられる。NAD+の代謝異常は癌と関連付けられており,NAD+代謝を調節あるいはNADに活性を調節されるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NamPRT),CD38,ポリ(ADPリボース)ポリメラーゼ1あるいはサーチュインといった蛋白質はNAD+依存的な癌において異常が認められ,癌治療の標的蛋白質にもなっている。多くのNADシグナル伝達は核およびミトコンドリアで起きており,それらの細胞内小器官におけるNAD+の分布の変化も癌に寄与することが報告されている。NAD+の分布に影響する因子としてNADトランスフェラーゼであるNMNAT2が同定されており,薬剤標的としてすでに研究されている。NAD+代謝を標的とした幾つかの薬物は臨床治験に入っており,NamPRT阻害剤であるFK866およびGMX1777は良好な結果が得られている。
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究 

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