抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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前進するために,時には退かなければならないこともある。このことは特に新規の食品原料と健康強調表示について当てはまる。ヨーロッパ食品安全基準庁(EFSA)は健康強調表示に関する申請の多くを却下し,欧州委員会(EC)が2012年に認可したのは僅か222件であった。健康強調せずに「10人中8人がこの製品を選んでいます」のような表示をするメーカーも現れた。トレンドはレトロに向かい,規制にかからないよう,原料の長年の使用実績を基本に考えようと動いている。消費者になじみのある野菜や果物のエキスを利用した野菜鍋や果物スムージーであればクリーン表示も可能である。景気後退なのに1缶2ポンドと炭酸飲料の3倍の値段の健康エネルギードリンクが伸びている。紫外線照射でビタミンD2含有量を高めたパン用酵母をカナダ企業が申請した。パン及び肉製品向けにエンバク由来の食物繊維が利用されつつある。原材料の供給及び価格の変動でコスト圧力が作り出されていること,2012年に鶏卵不足が生じ,Tate & Lyle社はパン用鶏卵を100%代替する原料を発売したこと,などについて記述した。