抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,まず1章で,初期(1929~1991年)における通信衛星をめぐる海外および日本の活動を表にして簡単にまとめた。次に2章第1節で,NHKにおける放送衛星の研究開発を取りあげ,その経緯(小型衛星の開発,放送衛星のシステム設計,周波数共用条件・軌道有効利用の検討,ミッション機器の開発,家庭用簡易衛星放送受信機の開発,電波の降雨減衰特性の測定)について述べた。また第2節では,実験用中型放送衛星(BSE)の開発を,さらに第3節では,実用放送衛星(放送衛星2号(BS-2))の開発を取りあげ,それぞれについて簡単な解説を加えた。続いて3章では,衛星放送の早期実現に貢献したキー技術(低コスト・低雑音の家庭用簡易衛星放送受信機の開発)について説明した。最後に4章で,衛星放送がもたらすメリットを明らかにした。