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J-GLOBAL ID:201202269670352893   整理番号:12A0143456

日本の人工林における硝酸塩浸出最小化に対する下層植生の寄与

Contribution of understory vegetation to minimizing nitrate leaching in a Japanese cedar plantation
著者 (5件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 446-455  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: L2720A  ISSN: 1341-6979  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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針葉樹林においても,下層植生は硝酸塩(NO3-)浸出に影響する。本報の目的は,日本のスギ(Cryptomeria japonica)立木における栄養,特に窒素の循環に対する下層植生の寄与を推定することである。立木の1プロットでは下層植生を刈取りして除き(刈取りプロット),このプロットの栄養収支を下層植生をそのまま生育させた対照プロットと比較した。またNO3-浸出増加によって産生した酸の中性化についても検討した。両プロットにおいて降雨および土壌浸透水をモニタリングした。下層植生を刈取りしたとき,夏季における土壌深さ10cmでのNO3-フラックスが顕著に増加し,その値は有意に対照プロットより高かった。これは結果として,N変換に関連した陽子の負荷([H+]load)の増加となった。[H+]負荷の増加はCa2+,Mg2+,SiO2+([SiO2+]mob)の移動を促進する。また[SiO2+]mobと各塩基カチオンの相関は刈取りプロットにおいて明確であった。これらの結果から,N移動によって生じた酸はイオン交換によってばかりでなく化学風化作用によっても緩衝されることを示している。NO3-浸出の最小化への下層植生の寄与は,長期的な大気からのN入力によるN飽和のリスクを下層植生が減ずることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌化学  ,  森林植物学  ,  異種生物間相互作用 

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