文献

J-GLOBAL ID：201202270032886609   整理番号：12A1093556

パラジウムアルコキシカルベンの検出および反応性

Detection and Reactivity of a Palladium Alkoxycarbene

著者 (4件)： MEANA Isabel (Universidad de Valladolid, Valladolid, ESP) ,  TOLEDO Alberto (Universidad de Valladolid, Valladolid, ESP) ,  ALBENIZ Ana C. (Universidad de Valladolid, Valladolid, ESP) ,  ESPINET Pablo (Universidad de Valladolid, Valladolid, ESP)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 18  号： 25  ページ： 7658-7661  発行年： 2012年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： タングステンカルベンからのトランスメタル化によって形成される純粋なパラジウムメトキシカルベン錯体の特性評価を報告した。1:1モル比でのNCMe中での[PdCl₂(NCMe)₂]および[W(CO)₅{C(OMe)Ph}]の混合物は,パラジウムカルベン錯体(1)を生じ,アセトニトリル中でのトランスメタル化反応は遅く,1におけるタングステンカルベンの全転換には12h掛った。カルベン炭素上での求核的攻撃およびアルコキソ置換基でのアルキル抽出による容易な加水分解を含んだ反応中でその高い求電子性が示された。パラジウム(II)カルベン(1)は,アルコキソカルベン架橋をもつ新奇な二量体パラジウム錯体の先駆物質でもあった。

シソーラス用語： *パラジウム錯体 ,  カルベン錯体 ,  錯体生成 ,  タングステン錯体 ,  *交換反応 ,  有機パラジウム化合物 ,  有機タングステン化合物 ,  クロロ錯体 ,  カルボニル錯体 ,  アルコラート ,  分子構造 ,  *結晶構造 ,  ORTEP図 ,  X線回折 ,  不均化 ,  反応中間体 ,  求核反応 ,  求電子反応 ,  二核錯体 ,  核間距離 ,  結合角 ,  脂肪族ニトリル ,  芳香族カルボン酸 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： *トランスメタル化

分類 (2件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X)

物質索引 (3件)： アセトニトリル ,  安息香酸メチル ,  フェニル(メトキシ)メタン

タイトルに関連する用語 (1件)： 反応性