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J-GLOBAL ID：201202270045283768   整理番号：12A0023870

河川におけるサケとサクラマスの稚魚の定位点選択

Focal point selection of chum and masu salmon fry in streams

著者 (3件)： 長谷川功 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所) ,  大熊一正 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所) ,  大貫努 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 77  号： 6  ページ： 1095-1097 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サケとサクラマスの稚魚の河川内での定位点について,北海道千歳市を流れる千歳川の二次流路で定量的評価を行った。潜水観察による結果,サケは,水深 5~30 cm,流速 0~10 cm/s,サクラマスは水深 5~35 cm,流速 0~15 cm/s の環境を選択的に利用していた。また,両種の定位環境は大きく重複していたため,両種間に競争や捕食などの何らかの種間関係が生じていることも考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *サケ ,  *サクラマス ,  流速 ,  水深 ,  生息環境 ,  生物相互作用 ,  *種間競争 ,  稚魚 ,  *河川環境
準シソーラス用語： *Oncorhynchus keta ,  *Oncorhynchus masou

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (14件)：

• 1) 帰山雅秀.サケ科魚類の生活史戦略と個体群動態に関する研究.日水誌.2006; 72: 628-631.
• 2) 岩田宗彦,小島大輔.サケ科魚類の降河行動の解発まで.比較内分泌学.2008; 34: 82-85.
• 3) 入江隆彦.海洋生活初期のサケ稚魚の回遊に関する生態学的研究.西水研研報.1990; 68: 1-142.
• 4) Mayama H, Y Ishida. Japanese studies on the early ocean life of juvenile salmon. N. Pac. Anadr. Fish Comm. Bull. 2003; 3: 41-67.
• 5) 小林哲夫.サケ稚魚の生態調査(5)降海期に於けるサケ稚魚の行動について.さけ・ます・ふ化場研究報告.1958; 12: 21-30.

タイトルに関連する用語 (5件)： 河川 ,  サケ ,  サクラマス ,  稚魚 ,  定位