抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年問題は,団塊の世代が順次退職していくことによる産業の弱体化の危惧にある。経済産業省では,産学連携製造中核人材育成事業を進め,65プロジェクトが採択された。化学プロセス関連では水島と千葉及び化学工学会の3プロジェクトが製造中核人材育成の課題に取り組んでいる。本稿では,このうち水島の事例を紹介する。水島では,中国経済産局から委託を受け,岡山大学,山口大学,山陽技術振興会とコンソーシアムを形成した。水島コンビナート立地企業,中小企業,行政,民間団体がこれを支援し協力するというものであつた。企業からは実践的なニーズ,”Know How”,実機体験,模擬設備,シミュレーションなどの情報が提供された。一方大学は理論・体系化,原理原則・Know-Whyの見地からの知見がもたらされた。平成17年7月から19年12月までの2年半で,産・学連携,産・産連携により中核オペレーター対象の安全・安定運転関連2コース14講座,中堅マネージャー対象のリスク管理・競争力強化関連2コース9講座の教材を開発した。講座を開講して現在6年目を迎え,年間の講義数は約70回,受講者は全国各地から年間1000人を超えている。