抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多くのツリー型P2Pライブストリーミングではノードの安定性に着目してバックボーンを構成している。たとえばmTreeboneでは,バックボーンによって提供されるアップロード帯域を確保しつつノードの離脱に対する耐性を高めるために,システム内に一定時間以上存在するノードを安定と見なしてバックボーンに加えるとともに,参加して間もないノードもある一定の確率でバックボーンノードにプロモートしている。本稿ではmTreeboneにおけるノードのプロモート確率を,離脱のリスクと帯域確保のベネフィットのバランスがうまく保てるように拡張する。またノードの接続切替えに伴う帯域不足の連鎖を解消するため,再接続先を選択する際に,実際にある一定の帯域を確保するようにmTreeboneを拡張する。提案手法の効果は,シミュレーションにより実験的に評価される。評価の結果,提案手法には離脱耐性を高める効果があることが確かめられた。(著者抄録)