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J-GLOBAL ID：201202270384872934   整理番号：12A1642582

マンガン紫色素における着色に関連する高歪Jahn-TellerMnO₆

Relating highly distorted Jahn-Teller MnO₆ to colouration in manganese violet pigments

著者 (2件)： BEGUM Yasmin (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  WRIGHT Adrian J. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR)
資料名： Journal of Materials Chemistry  (Journal of Materials Chemistry)
巻： 22  号： 39  ページ： 21110-21116  発行年： 2012年10月21日 
JST資料番号： W0204A  ISSN： 0959-9428  CODEN： JMACEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マンガン紫色素は150年にわたって知られているが,それらの非毒性と地球に豊富に存在することで再び興味がもたれている。初めて本研究では,それらの材料の需要の多い色素特性が定義される構造的観点で詳細に研究した。本研究では,強い色調をもち市販されている二つの多形(α-及びβ-NH₄MnP₂O₇)を同定した。中性子粉末回折データのRietvelt解析から,α-多形は空間群P2₁/c(a=7.4252(3)Å,c=8.6552(4)Å及びβ=105.627(3)°であり,高度に歪んだMnO₆配位球を示す。見掛けの[2+2+2]歪は光学的性質を示し,ピロリン酸配位子により駆動されるMn配位における可塑性効果により部分的に出現する。第二の多形β-NH₄MnP ₂O₇は空間群P1(a=8.4034(6)Å,b=6.1498(4)Å,c=6.1071(4)Å,α=104.618(5)°,β=100.748(5)°お呼びγ=96.802(6)°)で結晶化すること,並びに類似の歪んだMnO₆八面体を所有するが,α-NH₄MnP₂O₇とは断面特性光学挙動の相対次元が異なることを見いだした。紫外可視分光法を用いて光学挙動と特性評価し,その場高温X線粉末回折により熱分解径路を決定した。

シソーラス用語： *ピロリン酸塩 ,  アンモニウム化合物 ,  マンガン化合物 ,  *多形 ,  顔料 ,  同定 ,  中性子回折 ,  Rietveld法 ,  空間群 ,  *結晶構造 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  X線回折 ,  熱分解 ,  反応経路 ,  格子歪
準シソーラス用語： Jahn-Teller歪み

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  その他の無機化合物の結晶構造  (BK07030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： マンガン ,  紫 ,  色素 ,  着色 ,  歪