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J-GLOBAL ID：201202270417736934   整理番号：12A0862333

プレストレス導入時における高強度鉄筋の付着性状に関する実験研究

EXPERIMENTAL STUDY ON BOND CHARACTERISTICS OF HIGH STRENGTH DEFORMED BARS AT PRESTRESSING

著者 (3件)： 竹崎真一 (大成建設 技術セ) ,  是永健好 (大成建設 技術セ) ,  野口博 (工学院大 教育開発セ)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 676  ページ： 967-973  発行年： 2012年06月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 緊張材としてSD685高強度鉄筋を用いた場合のプレストレス導入時における梁端部定着域での付着性状および付着割裂補強法の効果を確認する目的で付着実験を実施した。得られた主な知見は,1)D41(SD685)鉄筋のプレストレス導入時の定着長さは400mm~500mm(10~12d_b,d_b:鉄筋径)程度であった,2)コンクリート断面のひずみ分布は,材軸方向の力の釣り合いから求まる弾性変形ロスを考慮し,平面保持を仮定して求めた計算値と良好に対応した,3)梁端部定着域に横補強筋やスパイラル筋を配置することで付着割裂強度が上昇するとともに,最大強度以降の付着劣化が抑制された,4)プレテンション方式での高強度鉄筋の付着割裂強度は,RC規準式および終局強度設計式から導かれる計算値を大きく上回った。

シソーラス用語： 構造設計 ,  *プレストレス ,  プレテンショニング ,  *高強度鉄筋 ,  *付着強さ ,  研究 ,  付着割裂強度
準シソーラス用語： プレテンション方式 ,  付着強度 ,  実験研究

分類 (2件)： 構造設計一般  (RA04010E) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (14件)：

• 1) 鈴木計夫,大野義照,他:普通鉄筋にてプレストレスを導入したはりの曲げ性状について,日本建築学会大会学術講演梗概集,C,pp.27-28,1986.8
• 2) 鈴木計夫,大野義照,他:高強度鉄筋を用いてプレストレスを導入したPRCはりの曲げ性状,コンクリート工学年次論文報告集,pp.489-494,Vol.9,No.2,1987
• 3) 鈴木計夫,大野義照,他:高強度鉄筋を用いてプレストレスを導入した型枠兼用プレキャスト板に関する実験的研究,コンクリート工学年次論文報告集,pp.121-126,Vol.10,No.3,1988
• 4) 金普漢,大野義照,他:プレストレストコンクリート緊張材として用いた異形鉄筋の定着長さ,日本建築学会構造系論文集 第472号,pp.121-128,1995.6
• 5) 今井和正,甲斐隆夫,他:プレテンション方式PCaPC大梁の地震時構造性能(その1~2),日本建築学会大会学術講演梗概集,C-2,pp.987-990,2002.8

タイトルに関連する用語 (5件)： プレストレス ,  高強度鉄筋 ,  付着性 ,  実験 ,  研究