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J-GLOBAL ID:201202270420411922   整理番号:12A0272445

計算化学 ナノテク材料のハイブリッド量子古典シミュレーション

著者 (5件):
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巻: 30  号:ページ: 231-235  発行年: 2011年12月15日 
JST資料番号: L0458A  ISSN: 0285-9947  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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著者らは現実的大規模系のシミュレーションを実現するために,仮想的に分けた特性スケールの異なる領域をスケールに適した計算法で同時に解くハイブリッド量子古典法を開発している。本論文では,グラファイト中でのLiイオンの拡散過程への適用を例にハイブリッド量子古典法を概説した。複数Liイオンが近接して存在する場合にLiイオンとその周囲のC原子群にだけ量子計算法を適用し,その他の領域的には経験的な原子間ポテンシャルモデルを用いた古典分子動力学法を適用する。まず,近接した複数のLiイオンをまとめて扱うために,RSDFT(実時間密度汎関数)法を分割統治の考え方でオーダーN化する方法を説明した。次に,量子領域と古典領域の境界面に形成されるダングリングボンドからの影響を少なくするために,量子領域の表面原子が持つダングリングボンドを連結原子で終端させる方法の欠点を論じた。表面原子の緩和に伴う表面再構成の影響が境界から離れた場所での構造変化に及ぶので,歪みを生み出すのを回避するために高精度で汎用的なモデル化法(buffered cluster法)を用いた。実際にハイブリッド量子古典法によって得られたLiイオンの拡散過程から,古典分子動力学計算では考慮できないLi-C間の結合状態を知ることができることを示した。
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分類 (4件):
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化学一般  ,  計算機シミュレーション  ,  その他の計算機  ,  分子衝突・相互作用一般 
引用文献 (19件):
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