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J-GLOBAL ID:201202270422932415   整理番号:12A0098196

グループV分泌型ホスホリパーゼA2による酸性度および脂肪分解はヒト大動脈プロテオグリカンとアポB-100含有リポ蛋白質の結合を非常に増加させる

Acidity and lipolysis by group V secreted phospholipase A2 strongly increase the binding of apoB-100-containing lipoproteins to human aortic proteoglycans
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資料名:
巻: 1821  号:ページ: 257-267  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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局所酸性域は拡散血管内膜肥厚(DIT)および進行性アテローム性動脈硬化性病巣を特徴付ける。トリグリセリドリッチVLDLおよびIDL粒子の細胞外および細胞内蓄積と修飾における酸性度の役割については以前は研究されていない。本研究では,低分子VLDL(sVLDL),IDLおよびLDLに対して組換ヒトグループV分泌型ホスホリパーゼA2(sPLA2-V)の活性に及ぼす酸性pHの影響をヒト大動脈プロテオグリカンとアポB-100含有リポ蛋白質の結合とヒト単球由来マクロファージによるそれらの取込において検討した。酸性pHでは,アポB-100含有リポ蛋白質を脂肪分解するsPLA2-Vの能力は中程度であったが,プロテオグリカンとリポ蛋白質の結合が>60倍増加すると,著しく増加したが,sPLA2-V修飾により結合がさらに2倍になった。さらに,酸性pHにより大動脈プロテオグリカンとのsPLA2-Vの可溶性複合体のマクロファージ取込が2倍以上になった。pH7.5および5.5におけるプロテオグリカンアフィニティークロマトグラフィニーにより,sVLDL,IDLおよびLDLは種々のプロテオグリカン結合親和性を有する集団からなることを明らかにしたが,驚いたことに,最高プロテオグリカン親和性を有するsVLDL画分は少量のアポリポ蛋白質EおよびC-IIIのみを含有した。本結果から,酸性細胞外pHによるアテローム性動脈硬化性病巣では,sPLA2-VはsVLDL,IDLおよびLDLを脂肪分解することができ,プロテオグリカンとの結合を増加することを示唆している。これはこれらのアテローム発生リポ蛋白質粒子に由来する脂質の細胞外蓄積を誘発し,アテローム性動脈硬化性病巣の進行が増加すると思われる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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酵素一般  ,  生物学的機能  ,  血管系  ,  細胞生理一般 

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