抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
スギ材に比較的簡単な設備で難燃化処理を行うことを目的とし,温冷浴処理を用いてリン酸系薬剤を注入した試験片を作成し,コーンカロリーメーター試験機を用いて発熱性試験を行った。スギ材は実用化を想定し,辺材心材混合の気乾材とした。薬剤は減圧加圧注入法で効果があったリン酸系薬剤を用い,濃度は約20wt%とした。温浴は薬剤及び水による煮沸,冷浴は室温の薬剤による急冷法とした。注入量は処理前と処理後の試験片重量の差により算出し,難燃剤含量は薬剤注入量と薬剤濃度を掛け合わせて算出した。燃焼試験に供試したすべての試験片(難燃剤含量約39~80kg/m
3)で難燃材の基準はクリアしたが,準不燃材の基準に達したものはなかった。(著者抄録)