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J-GLOBAL ID:201202270642746981   整理番号:12A0593136

二本鎖DNA開裂修復における小RNAの役割

A Role for Small RNAs in DNA Double-Strand Break Repair
著者 (15件):
資料名:
巻: 149  号:ページ: 101-112  発行年: 2012年03月30日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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真核生物は,蛋白質センサー,トランスデューサー及びエフェクターの調和を通して二本鎖DNA開裂(DSB)を修復するための進化した複雑な機構を持っている。ここでは,21個以下のヌクレオチドからなる小RNAがArabidopsisとヒトの細胞におけるDSB部位近傍の配列から作られることを示す。Arabidopsisでは,diRNAの生合成にはPI3キナーゼATR,RNAポリメラーゼIV(PolIV)及びダイサー様蛋白質が必須である。これらの蛋白質の変異はPolVと同様にDSB修復効果を有意に低下させる。Arabidopsisでは,diRNAはDSB修復を仲介するアルゴノート2(AGO2)によって補充される。ヒト細胞におけるダイサーあるいはAgo2のノックダウンはDSB修復を減少させる。この研究で,DSB修復経路における小RNAの保存された機能が明らかになった。ここではdiRNAが,修復を促進するDSB部位にクロマチン修正或いは蛋白質複合体の補充を指示するガイド分子としての役割を果たす可能性を提案する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分子遺伝学一般 
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