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J-GLOBAL ID：201202270767881678   整理番号：12A0670364

リチウムイオン二次電池用の揮発性単一源分子前駆体

Volatile Single-Source Molecular Precursor for the Lithium Ion Battery Cathode

著者 (5件)： NAVULLA Anantharamulu (State Univ. New York at Albany, New York, USA) ,  HUYNH Lan (State Univ. New York at Albany, New York, USA) ,  WEI Zheng (State Univ. New York at Albany, New York, USA) ,  FILATOV Alexander S. (State Univ. New York at Albany, New York, USA) ,  DIKAREV Evgeny V. (State Univ. New York at Albany, New York, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 13  ページ： 5762-5765  発行年： 2012年04月04日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムイオン二次電池用のリチウム-マンガンカソード材料に対する初めての揮発性単一源分子前駆体を報告した。市販で入手可能な試薬を使用する110°Cでの化学量論固体状態の単純な一段階酸化還元固相反応:2Li+2Mn(thd)₃→LiMn₂(thd)₅+Li(thd)によってβ-ジケトナート配位子を用いるヘテロ金属錯体LiMn₂(thd)₅(1,thd=2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ヘプタンジオン)を高収率で得た。溶液アプローチを用い,1の実質的スケールアップ調製は達成できる。前駆体の結晶構造は離散Li:Mn=1:2三核分子をジケトナート配位子が架橋することによって一緒に保持されている。開放空気中で錯体は比較的安定であり,高い揮発性であって,一般溶媒に可溶性である。非配位溶媒の溶液中でそのヘテロ金属構造を保持することを確認した。リチウムイオン二次電池用の先導的カソード材料の一種であるスピネル型酸化物LiMn₂O₄ナノサイズ粒子を生じる1は空気/酸素中でクリーンな低温(145~220°C)熱分解を示すことを分かった。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *電極材料 ,  カソード ,  *前駆体 ,  *リチウム錯体 ,  *マンガン錯体 ,  化学量論 ,  固相反応 ,  酸化還元反応 ,  多核錯体 ,  錯体生成 ,  *結晶構造 ,  揮発性 ,  可溶性 ,  スピネル型結晶 ,  熱分解 ,  三斜晶系 ,  分子構造 ,  ナノ粒子 ,  X線回折 ,  スケールアップ ,  脂肪族ケトン ,  ジケトン ,  溶解性
準シソーラス用語： カソード材料 ,  ナノサイズ ,  リチウムイオン二次電池 ,  熱分解反応 ,  粉末X線回折 ,  ヘテロ金属錯体

分類 (2件)： 配位化合物一般  (CE01010G) ,  二次電池  (YB04030K)

物質索引 (2件)： 2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ヘプタンジオン ,  2,2,6,6-テトラメチルヘプタン-3,5-ジオール

タイトルに関連する用語 (4件)： リチウムイオン二次電池 ,  揮発性 ,  分子 ,  前駆体