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J-GLOBAL ID：201202270822814527   整理番号：12A1550719

ポリ乳酸繊維布の収縮加工における繊維径及び良溶媒種の影響

Influences of Fiber Fineness and of Choice of Good Solvents on the Shrinkage of Poly (Lactic Acid) Fabrics

著者 (4件)： 花田朋美 (東京家政学院大) ,  安藤穣 (東京家政学院大) ,  團野哲也 (高知県大) ,  森川陽 (文化学園大)
資料名： 繊維製品消費科学  (Journal of the Japan Research Association for Textile End-Uses)
巻： 53  号： 10  ページ： 826-834  発行年： 2012年10月25日 
JST資料番号： G0575A  ISSN： 0037-2072  CODEN： SESKB9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリ乳酸繊維の新たな用途展開を提案することを目的とし,繊維径の太いモノフィラメント糸(PLA-mono)と細いマルチフィラメント糸(PLA-multi)から成る2種類の布について,クロロホルム,ジクロロメタン,1,2-ジクロロエタン3種の良溶媒と貧溶媒エタノールとの各種混合溶液を用いて,布帛の収縮性について検討した。収縮率は良溶媒モル分率が大きくなるに従い大きくなるが,PLA-multiではPLA-monoと同じ収縮率を得るためには,より高い良溶媒モル分率を必要とした。平衡収縮率に達する時間はジクロロメタンが最も短く,かつ布帛の強度低下が最も小さかった。平衡収縮率から算出した溶媒和平衡定数の温度依存性はともに3良溶媒種間ではほぼ一致し,標準溶媒和エンタルピー変化はPLA-multiの方が約25%大きく,また分子配向性も高かった。これらの収縮性を利用し,ポリ乳酸試験布に凹凸と透け感,及び色調の変化をもつテキスタイルを制作した。

シソーラス用語： *ポリエステル繊維 ,  *布 ,  *利用 ,  *収縮 ,  *化学的加工 ,  *繊度 ,  *溶媒 ,  反応 ,  変化 ,  *繊維 ,  *展開 ,  脂肪族塩素化合物 ,  *ポリ乳酸繊維 ,  *マルチフィラメント ,  *良溶媒 ,  *単繊維
準シソーラス用語： *モノフィラメント ,  影響 ,  *種類 ,  *繊維径 ,  *用途

分類 (3件)： 繊維化学・分析  (YM02030D) ,  織布  (YM05040J) ,  仕上げ  (YM06030F)

物質索引 (1件)： ジクロロメタン

引用文献 (15件)：

• 1) 花田朋美, 岩崎光恵, 安藤穣, 森川陽, 繊消誌, 50, 1009(2009)
• 2) 花田朋美, 安藤穣;東京家政学院大学紀要, 自然科学・工学系, 43, 55, (2003)
• 3) 花田朋美, 安藤穣;日本繊維製品消費科学会2004年年次大会研究発表要旨, 127(2004)
• 4) 花田朋美, 安藤穣, 岡本亜紀子, 野澤麻里;日本繊維製品消費科学会2005年年次大会研究発表要旨, 31(2005)
• 5) 花田朋美, 岩崎光恵, 安藤穣;日本繊維製品消費科学会2006年年次大会研究発表要旨, 95(2006)

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリ乳酸繊維 ,  布 ,  収縮 ,  繊維径 ,  良溶媒