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J-GLOBAL ID：201202270979622370   整理番号：12A0900431

自己集合単分子層へのペプチド吸着の分子力学シミュレーション

Molecular dynamics simulations of peptide adsorption on self-assembled monolayers

著者 (3件)： XIE Yun (School of Chemistry and Chemical Engineering, Guangdong Provincial Key Lab for Green Chemical Product Technol. ...) ,  LIU Meifeng (School of Chemistry and Chemical Engineering, Guangdong Provincial Key Lab for Green Chemical Product Technol. ...) ,  ZHOU Jian (School of Chemistry and Chemical Engineering, Guangdong Provincial Key Lab for Green Chemical Product Technol. ...)
資料名： Applied Surface Science  (Applied Surface Science)
巻： 258  号： 20  ページ： 8153-8159  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： B0707B  ISSN： 0169-4332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 全原子分子力学シミュレーションを用いてSH(CH₂)₁₀N⁺(CH₃)₂CH(OH)CH₂SO₃^-(SBT),SH(CH₂)₁₀OHおよびSH(CH₂)₁₀CH₃の自己アセンブル単分子層(SAM)へのニューロメディン-B ペプチド吸着を研究した。力-距離プロフィルはペプチド吸着に対する表面抵抗は主に水素結合を介して表面に強く結合した水分子(水和水分子)によって発生することを示している;しかし表面自身はまた近接するペプチドに対するエネルギー障壁を用意するらしい。SBT-SAMに対しては,表面は近接するペプチドに始めは比較的高い斥力を,その後むしろ弱い引力を及ぼす;そうして水和水分子がペプチドに強い斥力を及ぼす。それ故,SBT-SAMは優れた蛋白質吸着抵抗性能を有する。OH-SAMとCH₃-SAMに対しては,表面は低い又はごく僅かのエネルギー障壁を示すが,ペプチドに対して強い親和性を示す;水和水分子はSBT-SAMの場合と比べてはるかに狭い範囲内でより低い強度で単に斥力を及ぼすだけである。ペプチド,表面及び水の構造と力学的性質の解析は表面抵抗に寄与する可能な因子は表面の水素結合形成能力,表面近傍での水分子の易動度,表面充填密度,SAMの鎖フレキシビリティを含むことを指し示している。表面近傍での水分子の易動度を大きく低減する,水和水分子とSBT-SAMの機能性グループの間に形成された大量の水素結合がある。この蜜結合水層は表面とペプチドの間の直接接触を効果的に低減する。更に,SBT-SAMは又高いフレキシビリティと低い表面充填密度を有し,水分子が表面内に浸透して蜜結合ネットワークを形成し,ペプチドと表面の間の親和性を低下することを可能にする。これらの結果はSAMの蛋白質耐性はSBT-SAM>OH-SAM>CH₃-SAMの順に減少することを示している。そのことはSBT材料の優れた汚染防止性能の機能的説明になる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *単分子層 ,  ペプチド ,  *吸着 ,  計算機シミュレーション ,  *神経ペプチド ,  結合水 ,  斥力 ,  引力 ,  *タンパク質 ,  障壁 ,  水素結合
準シソーラス用語： エネルギー障壁 ,  ニューロメジン ,  官能基 ,  *自己集合単分子層 ,  水和水 ,  *分子動力学シミュレーション

分類 (3件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 自己集合単分子層 ,  ペプチド ,  吸着 ,  分子力学 ,  シミュレーション