抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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両方が同じ合計輪郭の長さLとビーズの直径d<sub>b</sub>(両方とも剛性パラメータλ<sup>-1</sup>の単位で)を有する,Kratky-Porodミミズ様規則性4本椀星型高分子および線形接触ビーズモデルの固有粘度[η]値間の比g<sub>η</sub>を,Kirkwood-Riseman近似を用いて数値的に評価した。Lおよびd<sub>b</sub>の関数としてg<sub>η</sub>の挙動を検証して,ロッド限界における漸近値g<sub>η</sub><sup>0</sup>に対するg<sub>η</sub>の比g<sub>η</sub>/g<sub>η</sub><sup>0</sup>が,Lの増加とともに1から3.27まで単調に増加し,Lの関数としてg<sub>η</sub>自体の挙動はd<sub>b</sub>に顕著な依存性を有するが,d<sub>b</sub><2では,ほぼd<sub>b</sub>に無関係であることを見出した。さらに,両方が同じLとd<sub>b</sub>を有する4本椀(g<sub>η,4</sub>)および3本椀(g<sub>η,3</sub>)星型高分子との間の比g<sub>η,4</sub>/g<sub>η,3</sub>の挙動を,Lおよびd<sub>b</sub>の関数として検討した。その後,g<sub>η,4</sub>/g<sub>η,3</sub>がランダム-コイル限界で漸近値0.91から最初減少した後,検証したd<sub>b</sub>範囲のLの減少とともに極小値を経て増加し,またg<sub>η,4</sub>/g<sub>η,3</sub>がg<sub>η,4</sub>およびg<sub>η,3</sub>自身の場合には大きくd<sub>b</sub>に依存することを見出した。(翻訳著者抄録)