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J-GLOBAL ID:201202271052547076   整理番号:12A0528027

生物発光有櫛動物Beroe abyssicola(シンカイウリクラゲ)における光感受性発光蛋白質ベロビン:新しい種類のCa2+制御発光蛋白質

The light-sensitive photoprotein berovin from the bioluminescent ctenophore Beroe abyssicola: a novel type of Ca2+-regulated photoprotein
著者 (11件):
資料名:
巻: 279  号:ページ: 856-870  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: B0206B  ISSN: 1742-464X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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光感受性Ca2+制御発光蛋白質は有櫛動物の生物発光に関与し,細胞内事象のモニターに用いる。シンカイウリクラゲから新たに遺伝子クローニングされたベロビンのアミノ酸配列はEFハンドを示し,オベリンやエクオリンと機能的に類似するが配列相同性は低い。組換えベロビンのアクティブ型は280nmと437nmで吸収極大を示す。Ca2+放出型は335nmで吸収極大を示す。発光は青く(λmax=491nm),pH変化に影響されない。Ca2+放出型はλex=350nmの励起光で蛍光を示し,中性で420nm,アルカリ性で410nmと485nmの極大を示す。天然のものと同様に光で不活性化する。Ca2+濃度-作用曲線はS字形のlog-logプロットを示し,オベリンとエクオリンと類似するが,ベロビンは低濃度のカルシウム変化に反応し,Ca2+非依存性の発光は低い。組換えベロビンはCHO細胞で発現され,細胞内カルシウムモニターの可能性を示した。
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