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J-GLOBAL ID:201202271130743715   整理番号:12A0724275

ナノ銀は線虫Caenorhabditis elegansに投与量依存的な効果を引き起こす

Nano-silver induces dose-response effects on the nematode Caenorhabditis elegans
著者 (4件):
資料名:
巻: 80  ページ: 216-223  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: A0825B  ISSN: 0147-6513  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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線虫(Caenorhabditis elegans)を平均主要粒子直径がそれぞ1nm(AgNP1)及び28nm(AgNP28,PVP(ポリビニルピロリドン)被覆)の2つのタイプの銀ナノ粒子(AgNPs)に曝露してナノサイズに製造された銀の真核生物に対する毒性を評価した。餌となる細菌の存在がAgNP毒性にどのように影響を及ぼすかを評価するためEscherichia coliの存在有る・無しで試験を行った。線虫をより高濃度のAgNPに曝露する20時間前にそれぞれ0及び1mg AgNP/lに事前曝露する事前曝露試験も行った。AgNP1,AgNP28双方ともC. elegansに容量依存的な悪影響及び致死作用を示した。AgNP28のLC50(半数致死濃度)はAgNP1よりも低濃度であることから,本試験条件ではPVP被覆AgNP28の方がAgNP1より毒性が強かった。試験培地に餌としてE. coliを添加することにより,細菌が存在しないときよりもAgNPsの線虫に対する毒性は増加した。低濃度のAgNP1への事前曝露により線虫は事前曝露していないときと比べ続くより高濃度のものへの曝露に対し若干感受性が高まったが,これは馴化によってナノ銀の毒性に適応する生理学的能力を線虫は持っていないことを示唆する。曝露培地の溶解性の20時間後のAg+の量は最も高濃度のAgNP1(10mg/l)及びAgNP28(3mh/l)でそれぞれ0.18から0.21mg/lであった。Ag+溶解度の上限では,AgNPの容量依存的な毒性効果やAgNP1とAgNP28の間の差をただちに説明することはできない。AgNP1よりもAgNP28の毒性が高いのは被覆,Ag溶解度及び曝露培地でμmサイズの凝集体に凝集することによって取り込み率がより高くなることの組み合わせによって説明できるかもしれない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  重金属とその化合物一般 
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