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J-GLOBAL ID:201202271325241269   整理番号:12A1195273

BRAFV600Eシグナリングにより制御されているエピジェネティック遺伝子は腫瘍抑制遺伝子のメチル化と発現における変化とメラノーマ患者の生存と関連している

Epigenetic genes regulated by the BRAFV600E signaling are associated with alterations in the methylation and expression of tumor suppressor genes and patient survival in melanoma
著者 (3件):
資料名:
巻: 425  号:ページ: 45-50  発行年: 2012年08月17日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者らは以前に,BRAFV600Eシグナリングが,メラノーマ細胞の遺伝子メチル化のゲノムワイドの異常を引起すことを報告した。このBRAFV600Eのエピジェネティック効果の分子メカニズムを明らかにするために,著者らは,in silicoの研究において,NCBI GEOデータベースから回収された11マイクロアレイデータセットの解析を行った,そしてエピジェネティック遺伝子(エピジェネティック制御に関連している遺伝子)の発現と,メラノーマにおけるBRAFV600Eシグナリング,腫瘍抑制遺伝子(TSGs)のメチル化と発現及びこの癌を患っている患者の生存との関連について探究した。阻害剤を利用してBRAFV600Eシグナリングを抑制することにより,273のエピジェネティック遺伝子について検査し,12遺伝子が下方制御され(DD遺伝子と名づけた),そして16遺伝子が上方制御されていた(UU遺伝子)。245の非DD/UU遺伝子の発現は全体で,有力なTSGsのセットの発現とメチル化と関連がないが,DD遺伝子の発現は明らかに負にTSG発現に関連し,TSGメチル化と正に関連していた。UU遺伝子発現は,弱く正にTSG発現と関連していた。全体として,UU遺伝子発現とTSGメチル化とは関連性が見出されなかった。重要なことは,DD遺伝子の発現,UU遺伝子ではなく,が明らかにメラノーマ患者の生存の減少と関連していた。興味あることに,DD遺伝子のプロモーターは,UUと非DD/UU遺伝子よりも,2つのBRAFV600Eシグナリング関連転写因子であるc-fosとmycが結合するモチーフを保持している。このように,これらの結果は,BRAFV600Eにより促進されたメラノーマ腫瘍化に含まれるメカニズムとしてエピジェネティック遺伝子を腫瘍抑制遺伝子のメチル化と抑制に繋げており,そしてメラノーマの予後不良を推測させる新しい分子サインを明らかにしている。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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