抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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燃焼の分野でも省エネルギやエネルギ利用効率の向上が求められている。本研究では,空気を対象として開発された急速混合型管状火炎燃焼を,一般の酸素富化燃焼に拡張すべく,酸素を添加して酸化剤酸素濃度を高めた場合の急速混合型管状火炎燃焼の安定性を実験的に調べた。実験では内径13.4mm,長さ120mmのガラス管内に幅3mmのスリットからメタン/空気混合気を吹き出したときの形成される管状火炎について調査した。実験結果を,空気を酸化剤に用いた場合,空気に酸素添加した酸化剤を用いた場合,純酸素を酸化剤に用いた場合別に整理した。以下の結論を得た。1)約40%以下の酸素濃度では,空気の場合と同様,安定な管状火炎燃焼が得られる。4)酸素濃度が高い場合,安定な管状火炎燃焼には,燃焼速度と半径速度の釣り合いという流体力学的な条件を満たすだけでは不十分で,燃料と酸化剤間に形成される拡散火炎の形成を抑制することが必要不可欠である。