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J-GLOBAL ID:201202271459374800   整理番号:12A1445038

ベルベリンはインテグリンβ1シグナリングのAMP活性化蛋白質キナーゼ介在ダウンレギュレーションを介してヒト結腸癌細胞移動を阻害する

Berberine inhibits human colon cancer cell migration via AMP-activated protein kinase-mediated downregulation of integrin β1 signaling
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資料名:
巻: 426  号:ページ: 461-467  発行年: 2012年10月05日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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結腸癌は予後不良と関連し,それがその発生を防止する戦略の動機付けとなる。奨励する防止戦略は栄養価のある薬の使用である;しかしながら,癌治療における栄養補助食品の是認には治療機能や生物学的活性機構の科学的検証が必要である。ベルベリンは漢方薬として広く用いられている多種類の薬草から抽出されたベンジルイソキノリンアルカロイドである。最近,ベルベリンは抗腫瘍活性を有することが報告されている。種々の細胞標的の中でベルベリンの細胞標的は腫瘍の進行と転移を制御するAMP活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)である。しかしながら,結腸癌におけるベルベリン誘導AMPK活性化の特異的役割と転移能に対する影響はほとんど知られていない。本研究では,AMPKのベルベリン誘導活性化と結腸癌細胞移動に対する影響を調べた。ベルベリンはSW480とHCT116細胞の移動を減じた。著者らはベルベリンがヒト結腸癌細胞株でAMPKを活性化することを見つけた。注目すべきは,ベルベリン誘導AMPK活性化がインテグリンβ1蛋白質レベルを低下させ,インテグリンβ1シグナリング標的のリン酸化を減少させたことであった。小干渉RNAによるAMPKα1サブユニットのノックダウンは,ベルベリン誘導インテグリンβ1ダウンレギュレーションと腫瘍細胞移動の阻害を有意に低下させた。まとめるとこれらの結果は,ベルベリン誘導AMPK活性化が,インテグリンβ1蛋白質レベルと下流シグナリングを低下させることによって結腸癌細胞の転移能を阻害することを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  細胞生理一般  ,  遺伝子発現  ,  生薬の薬理の基礎研究 

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