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J-GLOBAL ID：201202271615462471   整理番号：12A1390851

腸内の幹細胞ニッチ形成のバイオメカニクスについて-成長する器官様組織のモデリング

On the biomechanics of stem cell niche formation in the gut - modelling growing organoids

著者 (8件)： BUSKE Peter (Univ. Leipzig, DEU) ,  PRZYBILLA Jens (Univ. Leipzig, DEU) ,  LOEFFLER Markus (Univ. Leipzig, DEU) ,  SACHS Norman (Univ. Medical Center Utrecht, NLD) ,  SATO Toshiro (Univ. Medical Center Utrecht, NLD) ,  SATO Toshiro (Keio Univ., Tokyo, JPN) ,  CLEVERS Hans (Univ. Medical Center Utrecht, NLD) ,  GALLE Joerg (Univ. Leipzig, DEU)
資料名： FEBS Journal  (FEBS Journal)
巻： 279  号： 18  ページ： 3475-3487  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： B0206B  ISSN： 1742-464X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腸組織の個々の細胞に基づくコンピュータモデルの大幅な拡張により,in silicoで腸の器官様組織(オルガノイド)形成のシミュレーションが可能になった。このために,柔軟性のある基底膜を導入し,オルガノイド表面に曲げ弾性率を割り当てた。この膜は分化状態によっては付着した細胞によって再構成されることもある。従って,上皮の形態が自己組織化される。ここで,局所の組織の曲率が,Paneth細胞の特性を制御することで,腸組織の幹細胞の構成する重要な制御因子であるという仮説が立てられた。シミュレーション研究において,筆者らのモデルは時間的にも空間的にも腸オルガノイド組織に類似していた。結果から,増殖によって誘起される変化により,十分クリプト様ドメインが誘導でき,Paneth細胞により自ら誘導した組織の曲線により,細胞数の比率を制御することができることが分かった。このようにオルガノイドにおける幹細胞の拡大は生体力学に敏感に依存する。多くの実験により,腸内の構造変化の伝達について新たな洞察が得られ,腺形成の分野においてモデルが拡張できることが示唆された。

シソーラス用語： *生体組織 ,  *環境 ,  幹細胞 ,  *腸 ,  解析 ,  計算機利用 ,  粘膜 ,  上皮細胞 ,  腸粘膜 ,  *形態形成 ,  基底膜
準シソーラス用語： *オルガノイド ,  *幹細胞ニッチ ,  in silico解析 ,  クリプト ,  Paneth細胞 ,  *器官形成

分類 (2件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  腸  (EJ06040N)

タイトルに関連する用語 (7件)： 腸 ,  幹細胞ニッチ ,  バイオメカニクス ,  成長 ,  器官 ,  組織 ,  モデリング