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J-GLOBAL ID:201202271621763840   整理番号:12A0238302

シロイヌナズナのキシログルカン欠損変異体xxt1/xxt2における細胞壁の生体力学的な特性の変化

Changes in Cell Wall Biomechanical Properties in the Xyloglucan-Deficient xxt1/xxt2 Mutant of Arabidopsis
著者 (2件):
資料名:
巻: 158  号:ページ: 465-475  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ほとんどの陸上植物の一次細胞壁における主要な荷重耐性ネットワークは共通してキシログルカンによって架橋されたセルロースミクロフィブリルの足場として描かれている。しかし,キシログルカン欠損変異体(xylosyltransferase1/xylosyltransferase2(xxt1/xxt2))は最近になって野生型と比べ小さいがその他は正常であることが明らかとなり,細胞壁構造におけるキシログルカンの役割が疑われている。シロイヌナズナの細胞壁におけるキシログルカンの機能を評価するため,xxt1/xxt2と野生型に由来する葉柄細胞壁の振る舞いを比較した。ストレス張力試験はxxt1/xxt2が野生型よりも伸縮性があることを示したが,αエクスパンシンに仲介される変形・ストレス緩和の過程においては野生型よりも低い伸縮性を示した。フシコクシン誘導の”酸成長”はxxt1/xxt2の葉柄において減少した。この結果はキシログルカンがαエクスパンシンによる細胞壁の緩みに重要であることを示しており,xxt1/xxt2の小ささはキシログルカンの不在におけるαエクスパンシンの有効性の減少に由来する可能性がある。キシランとペクチンに作用するゆるみ試薬は折り曲げ試験における野生型の細胞壁と比べxxt1/xxt2の細胞壁に大きな伸長を誘発し,キシログルカンの無いこれら細胞壁ポリマーの機械的な役割と一致している。これらの結果は細胞壁の特性を評価するためには様々な生体力学的な試験が必要であり,主要な荷重耐性構造としてのセルロース-キシログルカンネットワークの共通した描写は改訂される必要がある。
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  細胞構成体一般 
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