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J-GLOBAL ID：201202271649310557   整理番号：12A0590938

次世代エネルギー技術で期待される分離膜 イオン液体を利用したCO₂分離膜モジュールの開発と水素製造への応用

Development of CO₂ Separation Membrane Modules Containing Ionic Liquid and those Applications toward Hydrogen Production

著者 (3件)： 高野香織 (JX日鉱日石エネルギー) ,  前川俊輔 (JX日鉱日石エネルギー) ,  池田雅一 (JX日鉱日石エネルギー)
資料名： 膜  (Membrane)
巻： 37  号： 2  ページ： 74-79  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： F0900B  ISSN： 0385-1036  CODEN： MAKUD9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水素はエネルギー源として使用したときCO₂を生成しないためクリーンエネルギーとして期待されてきた。水素は製油所などの既存設備を利用して化石燃料から作ることができるが,しかしそのような生産体制では,FCV(燃料電池車)用の99.99%以上の高純度水素を得る場合二つの課題がある。一つは製造効率の低下で,もう一つはCO₂の副生である。この問題を解決するため,著者らは,ハイブリッド分離膜を持つ新しい水素精製装置を開発した。この装置ではCO₂分離膜とH₂分離膜を交互に配置する。イオン液体(IL)には揮発性がほとんどないので,いくつかのILの化学構造を修飾してCO₂選択性を増し,この新しいILを組み込んだCO₂分離膜モジュールを開発した。その膜はCO₂と水素の混合ガスからCO₂/H₂の著しく高い分離性能を示した。

シソーラス用語： 膜 ,  *膜分離 ,  *二酸化炭素 ,  イオン液体 ,  *水素 ,  モジュール ,  第四アンモニウム ,  ホスホニウム ,  アミノカルボン酸
準シソーラス用語： 分離膜 ,  膜モジュール ,  イミダゾリウム塩

分類 (1件)： 膜分離  (XD02120Z)

引用文献 (4件)：

• FCCJ. 2010年3月プレスリリース資料. http://fccj.jp/pdf/22_csj.pdf. 2010
• 経済産業省. 2011年1月13日プレスリリース資料. http://www.meti.go.jp/press/20110113003/20110113003-1.pdf. 2011
• 一般財団法人石油エネルギー技術センター (旧 (財) 石油産業活性化センター). 製油所における高効率高純度水素製造技術開発
• 寺本正明. Membrane. 2004, 29, 4, 194-201

タイトルに関連する用語 (9件)： 次世代エネルギー ,  期待 ,  分離膜 ,  イオン液体 ,  CO2 ,  膜モジュール ,  開発 ,  水素製造 ,  応用