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J-GLOBAL ID:201202271655039202   整理番号:12A0925007

ガイドRNAと結合した酵母Argonauteの構造

Structure of yeast Argonaute with guide RNA
著者 (6件):
資料名:
巻: 486  号: 7403  ページ: 368-374  発行年: 2012年06月21日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ArgonauteとガイドRNAからなるRISC(RNA-induced silencing complex)は,RNA干渉にかかわっている。今回我々は,ガイドRNAと偶発的に複合体を形成した出芽酵母Kluyveromyces polysporusのArgonaute(KpAGO)の分解能3.2Åでの結晶構造を報告する。このガイドRNAは,低分子二本鎖RNAが組み換えKpAGOに自律的に結合し,プロセシングされて生じたものである。ガイドRNAのヌクレオチド1-8は,塩基配列がさまざまであってもほぼ同じ位置を占めており,塩基,リン酸基,2′-ヒドロキシル基との間に塩基配列とは無関係に結合が形成され,ヌクレオチド2-8の骨格をA型に近いコンホメーションを前もって作り上げている。原核生物のArgonauteと比較すると,KpAGOには多数の挿入領域があって表面に露出しており,保存された挿入領域が1か所に集まってNドメインの位置変更が起こり,ガイドRNAと標的とが全長にわたって対合できるようになっている。不活性なコンホメーションにあるArgonauteと比べると,KpAGOには水素結合ネットワークがあって,長く伸びた1本のループの位置を変え,安定化している。このループ中には不変なグルタミン酸残基があり,これが触媒ポケットへと差し込まれている。変異解析とリボヌクレアーゼHとの類似性から示されるように,このグルタミン酸フィンガーの挿入によって,広範囲にわたって保存されている触媒4つ組残基が完全にそろい,Argonauteが活性化されてRNA切断を行う。Copyright Nature Publishing Group 2012
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