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J-GLOBAL ID:201202271827455424   整理番号:12A1755860

都市化により分断化された水田におけるトウキョウダルマガエルRana porosa porosaの分布と環境要因の関係

The distribution of the Tokyo Daruma pond frog, Rana porosa porosa, and its habitat status in paddy fields fragmented by urbanization
著者 (2件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 175-184  発行年: 2012年11月30日 
JST資料番号: L4819A  ISSN: 1342-4327  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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開発が進む都市近郊の平地水田において,トウキョウダルマガエルの分布実態,および局所的・景観的なスケールの環境要因が分布に与える影響を明らかにすることを目的とした。東京都府中市および国立市に存在する146の水田団地(水田および水田に接する末端水路)を対象に,鳴き声による分布調査および環境要因の計測を2009年および2010年に行なった。また,GISにより水田団地面積,および水田団地の周縁から発生させたバッファ内に含まれる他の水田団地の面積率(周辺水田率)を計算した。53地点で本種の生息が確認された。一般化線形モデルを用いた多重ロジスティック回帰分析の結果,水田団地面積,畦の植被率,非灌漑期の通水,土水路およびバッファサイズ300mの周辺水田率が本種の出現に対して正の関係を示した。このことから,本種の分布状況は,局所的要因と景観的要因の両方から影響を受けていることが示唆された。水田団地面積が小さく,分断化されやすい都市近郊地域においては,水田団地すなわち生息場の大きさが本種の生息に特に重要だと考えられた。また,畦の植生の増加,非灌漑期の水路の通水,土水路の維持等の生息場の質の向上を図ること,および水田団地の孤立化を防ぐこと(周辺水田率の維持)も本種の保全に寄与すると考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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個体群生態学 
引用文献 (49件):
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