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J-GLOBAL ID:201202271834041228   整理番号:12A1327699

中空繊維バイオリアクター培養系を用いた,胆管癌セクレトームの効果的濃縮

Effective enrichment of cholangiocarcinoma secretomes using the hollow fiber bioreactor culture system
著者 (9件):
資料名:
巻: 99  ページ: 294-301  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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タイの北東地域は,胆管癌として知られる胆管の癌発症率が高いことで有名である。診断と治療の改善の必要が以前からあり,胆管がんの早期発見におけるバイオマーカーの発見は,これらの患者の治療効果を大きく改善することができる。セクレトームは,細胞から分泌するタンパク質の集合体で,癌細胞から分泌する血中を循環するバイオマーカーを認識する,有効な物質である。ここで,中空繊維バイオリアクター培養系を,胆管癌セクレトームの濃縮に用いた。なぜなら,この培養系は,in vivoで見つかった癌の,高密度な三次元的ミクロ環境の模倣となり得るからである。高感度Fluor飽和染色を用いた二次元蛍光差ゲル電気泳動とそれに続くLC/MS/MSを用いて,中空繊維系培養及び単層培養の細胞のセクレトーム中で発現するタンパク質を比較した。最初に,2種の培養系由来の胆管癌セクレトーム2D-パターンを比較した。胆管癌が分泌するタンパク質の品質と量を改良した中空繊維系を,従来の単層系と比較し,細胞質タンパク質による妨害がより少なく,また,より多くの分泌タンパク質を回収することを示した。全般的に,75のスポットを,LC/MS/MSで分析し,106の分泌タンパク質を解析した。2種の新規分泌タンパク質(C19orf10,及びシスタチンB)を,中空繊維系のみで発見し,従来の単層培養系では見つからなかった。高発現タンパク質の中で,22の分泌可溶タンパク質は,単層培養系に比べて中空繊維系で5倍も増加した。つまり,中空繊維系は,低濃度の細胞セクレトーム由来タンパク質を幅広い範囲で得るのに有効である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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各種物理的手法  ,  有機物質の各種分析一般  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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