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J-GLOBAL ID：201202271898366740   整理番号：12A1161718

K殻二重内殻空孔分光からの自由分子の化学的情報の抽出

Extracting chemical information of free molecules from K-shell double core-hole spectroscopy

著者 (2件)： UEDA Kiyoshi (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ., Sendai 980-8577, JPN) ,  TAKAHASHI Osamu (Dep. of Chemistry, Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima 739-8526, JPN)
資料名： Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena  (Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena)
巻： 185  号： 8-9  ページ： 301-311  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： D0266C  ISSN： 0368-2048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 密度汎関数理論(DFT)を使用して,XH_m-YH_n(X,Y=C,N,O,F,m,n=0~3),NX₂CXO(X=HまたはF)及びC₆₀に対するK-殻単一内殻空孔(SCH)生成のためのイオン化ポテンシャル及びK殻二重内殻空孔(DCH)生成のための二重イオン化ポテンシャルを計算した。これらの分子に対して,緩和エネルギー(内殻空孔サイトへの電子密度の流れの尺度)及び原子間緩和エネルギー(二つの内殻空孔サイトへの電子密度流れの尺度)を計算したIP及びDIPから見積もった。XH_m-YH_nに対して,X及びY原子に二つのホールを有するDCH状態に対する原子緩和エネルギーはXとYの間の結合次数の増加とともに減少することがわかった。NX₂CXO(X=HまたはF)に対しては,フッ素原子による水素原子の置換は初期状態の結合のシフトに影響するが,緩和エネルギーにはさほど影響しないことがわかった。C₆₀の二つの炭素原子に二つの空孔をもつDCH状態に対して,原子間緩和エネルギーは空孔-空孔間距離の増加とともに減少することが分かった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *分子 ,  *密度汎関数法 ,  *内殻空孔 ,  *二重イオン化 ,  イオン化ポテンシャル ,  X線光電子スペクトル ,  *二光子過程 ,  *化学シフト

分類 (1件)： 分子と光子の相互作用  (BH06120R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 内殻空孔 ,  分光 ,  分子 ,  化学的情報